マタニティ歯科
Maternity dentistry
マタニティ歯科について
お子様の虫歯予防を生まれる前から行うことでより効果が高まります。お腹にいる赤ちゃんに直接虫歯予防をすることはできないですが、お母さんがご自身のケアを行うことがお子様の歯を守ることに繋がります。つわりがおさまる一般的には16週〜可能ですので、その時期くらいから妊婦健診をおすすめしています。
虫歯菌の感染
お口の中に虫歯菌がいなければ、虫歯ができることはありません。生まれてきた赤ちゃんは虫歯菌を持っていないのですが、赤ちゃんのお世話をする家族からうつる(伝播する)と言われています。特に生後1歳半頃〜2歳半頃までに感染が起きるといわれています。
妊娠中にできること
お子様を虫歯から守るには虫歯菌をうつさないことが重要です。そのためにはお母さんが健康なお口の状態を保つこと、自身の虫歯を治療すること、口腔環境を改善することが大切です。
妊娠中にかかりやすい口腔疾患
虫歯・歯周病
妊娠中のつわりがひどく歯磨きが難しい場合や、嘔吐による胃酸が歯の表面にダメージを与えることがあります。そのため妊娠していない時よりも虫歯や歯周病のリスクが高まります。
妊娠性歯肉炎
ホルモンバランスの変化により、歯ぐきが腫れやすくなったり出血が生じます。通常の歯肉炎と違い痛みを感じにくいため気付きにくく症状が悪化しやすいです。
妊娠性エプーリス
ホルモンバランスの変化により、歯ぐきがコブのように膨らんでしまいます。女性ホルモンの増加によるものなのでほとんどは自然治癒していきます。
治療は安定期に
妊娠中は、歯の痛み・歯ぐきの腫れなど早急な治療が必要な場合は処置をしますが、基本的には歯磨き指導や診査のみを行うようにしています。また妊娠後期に入りお腹が大きくなると診療チェアに座ることや仰向けの受診が辛くなることもあります。そのため妊娠安定期が一番安心して治療を受けていただける時期となります。通常の治療から、妊娠初期に応急処置でとどめたところがあればこの時期に再度治療をします。お口のクリーニングにも適した時期ですので、お口の状態チェックをしにぜひ一度ご来院ください。